保田学園 保田高等学校 神村学園 広島学習センター

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一日1ミリブログ

生きた授業!!

みなさん、こんにちは
保田学園 保田高等学院です。

 

先日、学園祭で販売する豚汁の値段をどうするかを生徒全員で考え、悩んでいると…

「みんなは、原価率って知っとる?」
と、保田校長が商品の値段の決め方を教えてくれました!!

「近くのラーメン屋さんとか、お店をするのにかかる費用って何がある?」

と校長が尋ねると

「材料費」
「電気・水道代」
「人件費」
「場所代」

と生徒たちは口々に思いついたことを校長に発表します。

「原価率は、今みんなが言ってくれた費用を合計した原価を売上高で割ったもので、販売額に対して原価がかかっているかを表したもので、飲食店はだいたい30%くらいのお店が多い。」

原価率が高いと売値のほとんどが原価になるから利益が少なくなって、逆に原価率が低いと売値に対して利益の割合が多くなる。」

生徒たちは、一生懸命、理解しようと、自分なりに考えながら校長の話を聞いていました。

すると校長が

「例えばみんなが大好きなマクドナルド。マクドナルドのハンバーガーの原価率っていくらだと思う?」

「う~ん、20%」「30%くらい?」

「実は、マクドナルドのハンバーガーの原価率は45%」

「じゃあ、みんながよく買ってたべよるポテトの原価率はいくらだと思う?」

「15%‼」

「こういう質問があるってことは10%」

じゃあ13%?」

「マクドナルドのポテトの原価率はなんと、5%。ポテトの売値が200円だったら、原価は10円しかかかっていないということ。こういうふうに、お店の人は色々と考えながら商品の値段を決めいるんだよ。」

と説明すると生徒たちは…

「ポテトって原価それだけで、あとは利益だったん…。」

あのお店のラーメンの原価率はいくらなんじゃろう。」

と原価率について自分たちで考え始めそこからは…

「じゃあ豚汁の売値は、材料費がこれくらいだから…」

と普段、計算が嫌いな生徒も、目を輝かして、皆と一緒に計算をしながら豚汁の売値の計算をしていました。

校長の話は、私にとっても目からウロコの話でしたが、生徒にとっても、数学のxやyがとかではなく、日常・社会にまつわる仕組み、計算として身近な、生きた授業だったから、これだけ興味を持って取り組んだのかな…と思いました。

 

一日1ミリ共に…

校長のラジオ番組をぜひ聴いてください。

「保田隆のHeart Beatラジオ」 RCCラジオ 毎週月曜 20:30~