みなさん、こんにちは
保田学園 保田高等学院です。
この日は保田高等学院の卒業式の日でした。
保田高等学院の卒業式では、卒業証書授与の際に、卒業生の名前が呼ばれ
必ず保田校長が、卒業生一人ひとりに、メッセージと共に卒業証書を手渡します。
今回も卒業証書授与の際には、卒業生は名前が呼ばれると「ハイッ」と元気よく返事をして、緊張しながらも胸を張って卒業証書を受け取りに行き、校長からメッセージと卒業証書を受け取ると、思わず笑顔になったり、こらえながらも涙ぐんでいました。
そして、校長式辞では、校長から、自身の人生経験を踏まえた3つのメッセージを伝えられました。
一つ目は【人生の中には常に成長に必要なことが目の前に現われる。それは楽しいことだけでなく、辛いこともある。そんな場面に出会ったときは 「よし、変わってやるぞ‼」「やってやるぞ‼」と思って立ち向かってください。】というもの。
二つ目は【人の目を気にせず自分らしく生きていく、人と比較するんじゃなくて、過去の自分と比較して前に進んでいく。】というもの。
三つ目は【命を大切にすること、絶対に親より先に死ぬな。自分が死んだら悲しむ人がいることを忘れるな。どうしてもしんどくなったらここに(保田高等学院)に戻っておいで。】というものでした。
最後に、【これからも「たった一つの約束事」を守っていって欲しい。】と全員で「たった一つの約束事」を唱和し、校長式辞が終わりました。
そして来賓祝辞では、広島市議会議長の母谷龍典様と、衆議院議員の平口洋夫人の平口さとみ様から、熱く、そして温かい思いのこもったエールをいただきました。
他にも、来賓紹介や在校生代表送辞をはじめ、たくさんの方が卒業生へエールを送り、
卒業生答辞では、代表の卒業生が答辞を行い。
答辞の中では、自身が小学校二年生から中学校三年生までずっと不登校で、自分に自信が持てず、人と話をすることがとても苦手だったこと、その為入学しても、また学校に行けなくなるのではないかと、不安に思いながら保田高等学院へ入学したこと。
入学後は少しずつ友達ができ、友達ができると学校生活が楽しくなり、様々な行事に参加することができたということ。
すると、自分に自信が持てるようになり、以前は無理だと思っていた進路を決定することができ、進学が決まった。という彼の答辞が終わると会場からは、自然と大きな拍手が送られました。
そんな全員が温かい空気のまま式は進み、卒業式は終了いたしました。
特に卒業式終了後、母谷議長が帰られる際に、卒業生に対して無言で目をみて、親指を立てて「サムズアップ」をすると、言葉は一切ありませんでしたが、卒業生も突然のことに驚きながらも、直ぐに意味を理解して、嬉しそうに笑顔で頷いて返していました。また、他の来賓の方からも「頑張ってね。」等と声をかけられ、それぞれ自信に満ちた表情をしていました。
この日をもって、10名の卒業生が保田高等学院から巣立っていきますが…
自分たちを応援してくれる人がたくさんいることを忘れずにこれからも
一日1ミリ歩み続けてほしいと強く思うそんな卒業式でした。