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一日1ミリブログ

社会に出ていく上で、一番大切なこと…

みなさん、こんにちは
保田学園 保田高等学院です。

保田高等学院は先日始業式を行い、いよいよ新学期がスタートしました!!

そして、始業式の校長の話では、社会に出ていく上で、一番大切なことについて話がありました。

校長は色んな場所で、大学の学長や企業の社長と話をすることがよくあります。その際に、必ず聞くことがあるそうです。

それは、「大学や企業がどんな人材を求めているか」ということだそうです。

その答えには2つの共通点があるといいます。

 

まず一つ目は【基礎学力】。

これは、大学の学長を中心に、「最近の学生は、高校を卒業しても、簡単な計算や漢字が分からない若者が増えている傾向があるため、読み書き、計算などの基礎学力が大切だ。とよく言われる。」

 

「保田高等学院では午前中、高校を卒業するために必要なレポートを進める授業と同じだけの時間の【保田プラン】という、それぞれの学習状況に合わせた学習計画を立てて、基礎学力をつけていくための授業があり、午後には、【さかのぼり学習】という、生徒一人ひとりが、それぞれの科目の勉強の分からなくなったところまで、もう一度さかのぼって、個別で学習指導を受け、取り組んでいく時間があるよね。」

「みんなはそれを十分に活用できているかい?」

「う~ん…十分には使えてないかも…」

 

そして2つ目は【人間力】。

「主に企業の人はこれが大切だと言っている。」

「人間力って、どういうものか、わかるかぁ~?」

「う~ん、人間の力? よくわからない!」

 

① 知的能力的要素
② 社会対人関係的要素
③ 自己制御的要素

 

「言葉はちょっとむずかしいけど、人間力はこの3つに分類できる…」と

そして、この3つの事柄について、校長は具体例を挙げながら説明を続けました。

 

「知的能力的要素は色々あるけど、自分たちで言うと基礎学力。いくら体力や行動力があってもこれがないと一つの要素として認められないということ。」

 

「社会対人関係的要素は、交わる力、つまりコミュニケーション能力、人と協調できる力、また、リーダーシップや社会の一員であることを理解し、社会全体を考えて行動する公共心など。」

 

「自己制御的要素は、自己コントロールをする能力。自分の思いや感情で突っ走るのではなく、それをコントロールしていく能力。「意欲」や「忍耐力」、「自分らしい生き方を追求する力」など…」

 

「これらは全部、保田高等学院の【6つの生きる力を育む】に全部入っているんだよ!!」

 

「そして人間力の高い人には共通して、どんな生き方をしたいかというモデルやビジョンが明確にあること。そして、内省という自分の心と対話していくことが習慣化していることが共通している。」

「じゃあ、これらの人間力をつけるには、どうしたらいい?」と校長が聞くと

「基礎学力の講座にでて勉強すればいい。」

「そうじゃね…まずはさっき話したように、基礎学力の講座や、さかのぼり学習の時間を使いながら勉強し、基礎学力をつけていくこと…。そして社会対人関係的要素はわくわくコミュニケーションの講座の中でグループワークやコミュニケーションの力をつけていくこと。自己制御的要素は保田高等学院の校訓である【たった一つの約束事…自分が人にされて嫌なことは絶対に人にしない!言わない! 一人ひとりを認め合う】を守り、人への思いやりをもつこと。そして、どんな生き方をしたいかというモデルやビジョンを持つためには、【一日1ミリレッスン】という、学校の先生ではなく、それぞれの社会で実際に活躍されている講師の先生の講座に参加し、その先生と話をしたり、講座を通してその生き様に触れることで、自身のなりたい大人モデルを探していくこと。」

 

最後に内省については、毎日全員取り組んでいる、【ふりかえりノート】というその日の過ごし方を先生と対話しながらふりかえり、できたこと・できなかったことを始め、その日の出来事について自分の思い、考えを書いているノートがあり、このふり返りノートを書くときに先生としている対話を自分自身でできる習慣をつけていくことが内省だと説明しました。

「こんな風に、保田高等学院のカリキュラムには人間力をつける方法が全部含まれている。これ以外にも、人間力をつける方法はあるけど、どれだけ、保田高等学院のカリキュラムを活用できてる?人間力をつけたいならこれらを活用しないともったいないよ。」

「今日、話した保田高等学院のカリキュラムについては、入学前の相談会の時に必ず聞いていること。そして、みんな一日1ミリレッスンや基礎学力の講座に参加し生きる力をつけていきたいと思って入学をしてきたはず…。もう一度、その時のことを思い出して、今年の過ごし方を考えて欲しい。」

そういって、始業式の話は終了いたしました。

 

基礎学力と豊かな人間力。 これは、保田高等学院の共育の柱です。
このことを、全員、改めて心に刻んだ新年最初の始業式でした。

 

生徒たちも、難しい話でしたが、自分なりに考えて話を聞いていたようで。

「いっぱい、しなければいけないことがあるけど、基礎学力なら今日からできるから、これから残って勉強を頑張ってみよう。」と始業式の後、基礎学習に取り組む生徒や、「一日1ミリレッスンに参加して先生に色んな話を聞いてみよう」と、一日1ミリレッスンのスケジュールを確認するなど、早速自分の過ごし方を考えていました…

 

そんな生徒たちのすぐに自分の行動を改める素直さに思わず感動してしまいました‼

 

共に一日1ミリ。

校長のラジオ番組をぜひ聴いてください。

「保田隆のHeart Beatラジオ」 RCCラジオ 毎週月曜 20:30~